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IBKR APIの料金:APIアクセスは無料、マーケットデータは有料

公開日 2026-07-02 · 更新日 2026-10-18 · 英語で読む

Interactive Brokers(IBKR)のAPIにはアクセス料金がありません。口座保有者はTWS APIとClient Portal APIを無料で使えます。費用がかかるのは、取引所ごとに毎月請求されるリアルタイムのマーケットデータと、各注文にかかる通常の手数料です。下の表は、2026年10月7日に確認したIBKR自身の料金ページから、米国の主な料金をまとめたものです。さらに下では、これとは別の、はるかに大きな費用を扱います。企業が自社製品の中でIBKRのデータを再配信するために支払う費用です。料金は変わるため、IBKRの料金ページで確認してください。本記事は教育目的の内容であり、法律や金融のアドバイスに代わるものではありません。

要点
  • IBKRのWeb API連携費用はおよそ約$60kで、$20kずつ3段階に分かれています(最後の段階は、ツールがIBKRに250件の新規口座をもたらせば免除の可能性があります)。
  • 取引所の市場データライセンスは別途必要で、エンドユーザーが自分で契約していても、データを表示するには必要です。
  • 申請前の前提条件は、登録済みの会社、完成した公開ウェブサイト、およそ250人のアクティブユーザーです。
  • 金額は変わり、取引所によっても異なります。最新の条件をIBKRと各取引所で確認してください。

まず、多くの人が実際に知りたい疑問から

IBKRの口座を持っていて、自分のチャートデータを取得したいだけなら、APIに別途の費用はかかりません。IBKR自身のTWS APIのドキュメントでは、必要なものとして、口座、起動中のTWSまたはGatewayのセッション、リアルタイムで使いたい銘柄の市場データ契約が挙げられています。API利用料は含まれていません。

費用がかかるのはリアルタイムの市場データで、APIの呼び出しごとではなく、取引所ごとに課金されます。IBKRのドキュメントには「billable at the full month's rate and will not be pro-rated」と明記されており、月の途中で契約を始めても1か月分がかかります。料金は取引所によって異なり、時間とともに変わります。ここに書いた数字を信用せず、最新の条件を確認してください。

契約なしで使うこともできます。APIは遅延データを提供しており、IBKRはこれを無料で15〜20分遅れと説明しています。市場データを契約していないユーザー向けに、遅延データを固定表示するモードもあります。開発やテスト、前日のチャートの確認なら、これで足りることが多いでしょう。

MyLinedChartでIBKRのデータをチャート表示するには、プロバイダーのドロップダウンでInteractive Brokersを選び、同じコンピューターでTWSまたはIB Gatewayにログインします。チャートは口座ですでに購読しているマーケットデータを使い、遅延データなら購読なしでも使えます。アプリは/resources/downloadsからダウンロードできます。

  • TWS APIとClient Portal APIには、口座保有者向けの別途のアクセス料金はありません。
  • リアルタイムデータは取引所ごとに課金され、日割りなしで1か月分が請求されます。
  • 無料の遅延データ(15〜20分遅れ)は、契約なしでAPIから利用できます。
  • 以下の約$60kという金額は、まったく別のルートの話です。自社ユーザーにIBKRのデータを配布する企業向けの、ホスト型サードパーティWeb APIです。
出典:Interactive Brokersのマーケットデータおよび米国株手数料の料金ページ、2026年10月7日確認。プロの購読者はより高いデータ料金を支払います。データ購読は日割りなしで1か月分が請求されます。
項目非プロ向け料金備考
TWS APIとClient Portal APIへのアクセス$0IBKR口座が必要。TWS APIにはTWSまたはIB Gatewayのセッションの起動が必要
遅延マーケットデータ(15〜20分)$0購読は不要
US Securities Snapshot and Futures Value Bundle月$10.00手数料が$30以上の月は免除
US Equity and Options Add-On Streaming Bundle月$4.50上記バンドルへのストリーミング追加オプション
NYSE (Network A) Level 1月$1.50バンドルの代わりになる単一フィード
NYSE American、BATS、ARCA、IEXおよび地方取引所(Network B)Level 1月$1.50バンドルの代わりになる単一フィード
NASDAQ (Network C) Level 1月$1.50バンドルの代わりになる単一フィード
米国株手数料、IBKR Pro Fixed1株あたり$0.0051注文あたり最低$1.00、上限は取引金額の1%
米国株手数料、IBKR Pro Tiered月300,000株まで1株あたり$0.00351注文あたり最低$0.35、別途取引所手数料と規制手数料
米国株手数料、IBKR Lite$0米国の取引所に上場する株式とETF

$60kの連携費用

ホスト型ルートを見積もったとき、最大の項目はIBKRのWeb API連携費用でした。およそ$60,000で、$20,000ずつ3段階に分かれています。着手時、本番稼働時、ローンチの3か月後です。IBKRからは、そのツールが250件の新規顧客口座をもたらせば、最後の段階は免除されうるという説明がありました。

この費用で得られるのは、IBKRのサードパーティWeb APIプログラムとの連携です。連携費用は、次に説明する取引所の市場データライセンスとは別で、そちらも必要です。この金額は概算で、時点も古くなりえます。条件は変わるので、最新の金額はIBKRに確認してください。

  • IBKR Web API連携費用は約$60k($20kずつ3段階)。
  • IBKRに250件の新規口座をもたらせば、最後の段階は免除の可能性あり。
  • 取引所のライセンスとは別。最新の条件を確認してください。

その上に積まれる取引所ライセンス

連携費用で得られるのは接続だけです。市場データを実際に表示するには、該当する取引所の市場データライセンスが別に必要です。IBKRによれば、エンドユーザーがすでに自分の市場データを契約していても、これがなければWeb APIはIBKR自身のプラットフォーム以外でデータを表示しません。これらのライセンスには、それぞれ初期費用と、取引所ごとの継続費用がかかります。

つまりホスト型のモデルは、費用が出続けます。連携費用、取引所ライセンス、そして対象とする市場に応じて増える取引所ごとの継続費用が積み重なります。

  • データを表示するだけでも、取引所ライセンスが必須です。
  • IBKRの連携費用とは別に、その上に加わります。
  • 対象範囲に応じて増える、取引所ごとの継続費用。

ユーザー規模という関門

IBKRのプログラムに参加するには、厳しい前提条件もあります。所在地のある登記済みの会社、公開済みで完成したWebサイト、約250人のアクティブユーザーが必要で、そのあと3〜4か月の審査(毎月の調査委員会とCEOの承認)が続きます。つまり、すでに一定の規模で運営していることが前提の仕組みです。

売上のないプロダクトにとって、ここが落とし穴です。規約に沿ったホスト型ルートは最も費用がかかり、最も多くのユーザーを求めます。それも、余裕が最もないタイミングでです。

  • 申請前に、約250人のアクティブユーザーが必要です。
  • 前提条件は、登録済みの会社と完成した公開ウェブサイト。
  • 承認まで3〜4か月。収益化前の製品には最も不向き。

ローカルという選択肢

この費用は、再配布をするから生じるものです。ローカルで作れば、各ユーザーが自分のマシンで、自分のIBKR接続と、自分の市場データ契約を使います。何も再配布しないので、費用構造そのものがなくなります。この費用の差が、MyLinedChartがローカルアプリである理由です。

ルール自体については、/resources/articles/how-to-legally-display-ibkr-market-data-without-becoming-a-vendor をご覧ください。自作するか既存のツールを使うかを比べるには、/resources/articles/build-your-own-ibkr-tool-or-use-one-cost-compliance-checklist か、/consulting をご覧ください。

Schwabの関門との違い

IBKRは、サードパーティのアクセスを、お金と規模で絞ります。連携費用、取引所ライセンス、そして申請する前の約250人のアクティブユーザーを持つ稼働中のプロダクトです。SchwabのTrader APIは、別の軸で審査します。アプリケーションが何をするのか、ユーザーが注文の発注を直接コントロールできるか、自動化やAIによる機能に何を許すのかを評価する、商用審査です。

実務上の違いはこうです。IBKRは、再配布の費用を負担し続けられるかを問い、Schwabは、プロダクトが自己判断型の個人投資家向けモデルに合うかを問います。2つの審査は見ている点が異なり、一方を通過した設計が他方を通過するとは限りません。Schwab側については /resources/articles/schwab-trader-api-commercial-approval-what-the-review-evaluates を、それに合う読み取り専用の設計パターンについては /resources/articles/read-only-schwab-api-apps-self-directed-model をご覧ください。

よくある質問

IBKRのAPIは無料ですか?
はい、口座保有者なら無料です。TWS APIとClient Portal APIに利用料はかかりません。支払うのは注文の手数料と、リアルタイムの気配値が必要な場合の取引所ごとの月額マーケットデータ料です。
APIで使うIBKRのマーケットデータはいくらですか?
NYSE、NASDAQ、Network Bの取引所など、米国の単一フィードは非プロ向けでそれぞれ月$1.50からです。US Securities Snapshot and Futures Value Bundleは月$10.00で、手数料が$30に達した月は免除されます。2026年10月7日にIBKRのページで確認。
マーケットデータを契約せずにIBKRのAPIを使えますか?
はい。APIは15〜20分遅れの遅延データを無料で提供しており、テストや過去のセッションの振り返りには十分です。
IBKRの$60kの料金とは何ですか?
サードパーティ向けにホストされたWeb APIの統合料金で、自社のユーザーにIBKRのデータを表示する企業が支払います。自分の口座でAPIを使うトレーダーが支払うことはありません。

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